イラン大統領が、アルメニア首相と電話会談
9月 13, 2022 19:38 Asia/Tokyo
ライースィー・イラン大統領が、「イランとアルメニアの歴史的な国境は地域の安全保障の基盤であると考えられており、わが国は地域の繁栄と安定のために、あらゆる分野での協力の継続を決意している」としました。
イラン大統領府のサイトによりますと、ライースィー大統領は13日火曜、パシニャン・アルメニア首相との電話会談で、アルメニアとアゼルバイジャンの間で再度衝突が発生したことを念頭に、地域における緊張の継続に懸念を示すとともに、「コーカサス地域は特殊な状況にあり、残念ながらこの地域にはまだ平和が戻っていない」と述べました。
また、地域におけるシオニスト政権イスラエルの勢力拡大に触れ、この占領政権の軍事駐留が安全保障に反するもので、その受入国を含む地域全体にとっての脅威であるとしました。
また、「地域はもはや、これ以上の戦争には耐えられない」とし、「(2020年のロシア・アルメニア・アゼルバイジャンによる)三者停戦声明の署名者はその条項を遵守し、地域の緊迫化を招く一切の行動を慎むべきだ」と述べています。
一方、パシニャン首相も「イランは常に地域の緊張や危機の緩和に建設的、効果的な役割を果たしてきた」とし、「アルメニアは、あらゆる分野での対イラン関係の拡大を追求している」としました。
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