イランが上海協力機構の正式加盟誓約書に調印
9月 15, 2022 17:16 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、SCO・上海協力機構に加盟するための誓約書に署名しました。
SCOは、テロ・過激主義への対抗と、経済協力を目的に、2001年にカザフスタン、中国、キルギス、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンにより創設されており、2017年にはインドとパキスタンも加盟国しました。
そして現在では、イランのSCO正式加盟手続きが進められています。
イランの正式加盟は、現在ウズベキスタン・サマルカンドで開かれている第22回SCO首脳会合で各加盟国により署名がなされることになっています。
現時点でSCOには、モンゴル、アフガニスタン、ベラルーシもオブザーバー国として参加しています。
イルナー通信によりますと、サマルカンド訪問中のイランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は14日水曜、SCOの張明事務局長と会談し、イランの正式加盟のための誓約書に署名しました。
張明事務局長も署名後、「SCO加盟各国はイランに対してとても好意的な見方を持っており、イラン加盟後には当組織が特別な位置づけを持つと確信している」と述べました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はこれに関して同日、ツイッターで、「今我々は、経済、貿易、トランジット輸送、エネルギーといった様々な分野における新たな協力段階に入った」と投稿しました。