イラン外相と国連事務総長が、イエメンでの停戦延長について電話会談
10月 03, 2022 16:12 Asia/Tokyo
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アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相とグテーレス国連事務総長(アーカイブ写真)
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相と、グテーレス国連事務総長が電話会談し、イエメンでの停戦をめぐる最新情勢について意見交換を行いました。
これまで3回にわたり延長されていたイエメンでの2ヶ月間の停戦が2日日曜期限満了となりました。
停戦延長に向けた協議は成果に至っておらず、現在イエメンでの停戦は先行き不透明となっています。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの電話会談で、地域における安全・安定の確立への寄与における国連事務総長の建設的な努力に謝意を示すとともに、イエメンでの人道上の封鎖解除および、停戦の続行を求めました。
これまで半年間に渡り続いた今回の停戦は、侵略軍により度々違反され、その一部の条項内容が実施されていません。
サウジアラビアは2015年3月から、複数のアラブ諸国と連合軍を結成し、またアメリカの支援とゴーサインにより、アラブ圏最貧国のイエメンに対する大規模な攻撃を開始しました。
これらの国は、イエメンに対する7年間の侵略および、数千人もの殺害、さらには同国のインフラの破壊の挙句、自らの目的を全く達成できていません。
また、サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦の領内の奥深くまでイエメン武装軍のミサイルと無人機が打撃を与えたことから、アラブ連合軍は停戦受諾を余儀なくされました。
OMCT拷問に反対する世界組織も報告の中で、「サウジ主導アラブ連合軍は、イエメン封鎖により、同国の国民の飢餓の主な要因となっている」と表明しました。
さらに、現在までに40を超える人道支援団体が、イエメンでの停戦の延長を求めています。
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