イラン国連代表本部、「外交努力実らず、やむなくイラクのテロ組織を攻撃」
10月 13, 2022 18:03 Asia/Tokyo
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イラン国旗
国連のイラン代表本部は安保理に宛てた書簡で、イランがイラク領内のテロ組織に対して軍事行動をとったことについて、「外交によりイラク北部のテロ組織を排除できなかったため、やむを得ず軍事力を行使した」としました。
イルナー通信によりますと、イラン国連代表本部は、「テロ組織によるイラン国民とその安全に対する破壊行為・騒乱扇動と、度重なる警告・抗議への無視をうけ、イラン政府は自らの権利を行使し、テロ攻撃に対する相応の報復をする以外に選択肢がなかった」としました。
同本部によれば、このテロ組織は2016年以降だけでも、49回にわたってイラン国内あるいは国境近くでテロ攻撃を行い、これにより24人が殉教、32人が負傷しました。また、信頼できる情報によると、これらの攻撃はすべて計画的で組織化されたものであり、イラク北部から実行されたものだということです。
イラン国連代表本部は、「わが国からの度重なる抗議・警告にもかかわらず、遺憾ながらイラク北部当局はテロリストに対して国際法にもとづいた効果的で断固とたる措置をとらなかった」としています。
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