イラン国会関係者、「アメリカは、核合意への違反により、必ず敗者となる」
6月 16, 2016 21:11 Asia/Tokyo
イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のブルージェルディ委員が、「アメリカは、核合意への違反により、必ず敗者となるだろう」と述べました。
ブルージェルディ委員は、15日水曜夜、テレビのインタビューで、「アメリカは常に、理不尽な要求を押し付け、核合意を無効にしようとしてきた。もしゲームを混乱させようとするのであれば、彼らは間違いなく、敗者になるだろう」と語りました。
また、「イラン国会は、アメリカに対する不信感から、もし6カ国側が核合意の取り決めを履行しなかった場合、イラン政府に、2年間でウラン濃縮の能力を19万SWUに拡大することを義務付ける法案を可決した」としました。
さらに、イラン国会は、しっかりと国益を守るとし、「国会が核合意に賛成した理由のひとつは、イラン国民に対して行使されていた圧制と制裁の解除にあった。だが、実際、アメリカの行動により、外国の銀行との関係の問題は結論に至っておらず、これらの銀行は、アメリカから科された懲罰により、イランと関係を確立するのを恐れている」と述べました。
ブルージェルディ委員は、「核合意が署名され、それが安保理で決議となったことは、アメリカの国際的な威信と絡み合っている。アメリカは、多くの国際法を遵守していない」と語りました。
さらに、「アメリカが核合意を混乱させようとすれば、イランは必ず、核問題における潜在的な能力を集結させるだろう」と強調しました。
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