イラン石油次官、「南パールスガス田からの1日の採掘量はカタールより多い」
12月 04, 2022 20:21 Asia/Tokyo
ハリーリー・イラン石油次官が、「隣国カタールと共有するイラン南部・南パールガス田からのわが国の1日の採掘量は、カタールの採掘量を上回っている」としました。
ハリーリー次官はツイッター上で、「南パールスガス田のイランの割り当て分はカタールより少ないにも拘らず、同ガス田でのイランの1日の生産量はカタールより多い」と語っています。
現在、この油田からのイランの1日の採掘量は7億500万立方メートルです。
ペルシャ湾海底にあるこの油田は世界有数の巨大ガス田のひとつであり、イラン南部沖100キロの地点、イランとカタールの国境地帯に位置しています。
この油田の総面積は9700km2であり、そのうちイランの割り当て分は3700km2です。
また、このガス田の埋蔵量は合わせて14000億m3で、世界の総埋蔵量のほぼ8%を占めています。
なお、このガス田の生産物の価値は3600億ドルと推測されています。