イラン外相、「米と西側はわが国での騒乱扇動を画策」
(last modified Mon, 05 Dec 2022 08:15:02 GMT )
12月 05, 2022 17:15 Asia/Tokyo

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「米国と複数の西側諸国は、わが国で騒乱を引き起こすことを目論んでいた。また、米国の思惑の 1 つは、交渉の場でイランに大幅な譲歩を強いることだった」としました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は4日日曜、セルビア首都ベオグラードにて同国のダチッチ外相と会談し、「我々は、自らの地域において民主主義を享受し、諸問題に関しては偉大なるイラン国民の平和的な要求に耳を傾け、それに対応している。わが国において情勢不安やテロ、騒乱、暴動を引き起こすことは誰にも許されていない」と語っています。

また、「国内における最近の騒乱・暴動は、外国が内政干渉し状況を悪用したことによるもので、複合的戦争といえるものだったが、イラン国民はこの戦争を威風堂々と切り抜けた」と述べました。

そして、ボレルEU外務安全保障政策上級代表との最近の電話会談に触れ、「制裁解除を目指す合意についてボレル上級代表と話し合うとともに、イラン国民の利益のために良好に機能しかつ恒久的なものである合意こそが、イランにとって価値あることが強調された」としています。

さらに、「我々は、セルビアを含むすべての国の領土保全を強く支持する」と語りました。

その上で、「コソボ問題においても、我々はセルビアの平和的な努力を支持する」と述べています。

一方、ダチッチ外相もアミールアブドッラーヒヤーン外相と行った共同記者会見で、イラン国内での出来事に触れ、「我々は他国の内政に干渉することはない。すべての問題がイラン国民の利益に沿う形で解決されることを願っている」としました。

 


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