国​​際理論物理学の著名な賞を、イランの宇宙学者2名が受賞
(last modified Thu, 22 Dec 2022 08:28:57 GMT )
12月 22, 2022 17:28 Asia/Tokyo
  • シャーント・ バーグラーム(Shant Bagram)氏とモハンマドホセイン・ナームジュー(Mohammad Hossein Namjoo)氏
    シャーント・ バーグラーム(Shant Bagram)氏とモハンマドホセイン・ナームジュー(Mohammad Hossein Namjoo)氏

ICTP国際理論物理学センターの与える2022年ディラック賞に、イランの若手宇宙学者2名が選ばれました。

ICTPは、1979年にノーベル物理学賞を受賞したパキスタン出身のモハンマド・アブドゥッサラーム氏により設立され、イギリスの物理学者ポール・ディラック氏の名を冠したディラック賞を毎年、著名な科学者たちからなる国際委員会に選出された、理論物理または数学の分野で活動している優れた人物に授与しています。

同賞は今年、さまざまな宇宙学および天体物理学上の現象の理論的予測と高精度観測データとの比較に用いられる理論、計算、統計の枠組みの発展に先駆的な貢献を行ったとして、イランの傑出した若手宇宙学者2名に与えらることになりました。

ICTPのディラック賞委員会はこのほど、テヘラン・シャリーフ工科大学で教鞭を取るシャーント・ バーグラーム(Shant Bagram)氏、そして、同大学卒で現在イランのIPM基礎科学研究所で研究員を務めるモハンマドホセイン・ナームジュー(Mohammad Hossein Namjoo)氏を、2022年の同賞受賞者に選出したことを発表しました。

バーグラーム氏は、2011年にシャリーフ工科大学で物理学の博士号を取得し、現在は同大学の准教授として、イタリアにあるICTPの準会員にもなっています。

一方のナームジュー氏は、IPM基礎知識研究所で天文学研究に携わっています。

 


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