イラン外相がアンカラでトルコ首相と会談

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が訪問先のトルコ首都アンカラで、同国のエルドアン大統領や他の当局者らと会談を行いました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は17日火曜、トルコの高官らと会談のため、政治使節団を率いてアンカラに入り、同国のエルドアン大統領およびチャブシオール外相と会談しました。

この両国当局者による会談では、二国間経済・通商関係、イラン大統領のトルコ訪問に向けた準備、西アジアや南コーカサスの最新情勢、トルコとシリアが最近行った協議などが、話題の中心となりました。

イランとトルコは一部の対立を抱えてはいるものの、イエメンでの停戦および封鎖の人道的解除の支持、パレスチナ支援、アルメニア・アゼルバイジャン紛争をはじめとしたコーカサス地域問題の解決など、多くの地域問題において共通の見解を有しています。

一方で二国は、シリアのアサド政権反対派に対するトルコの支持、イランの国益を損なう南コーカサス諸国国境変更へのトルコの支持、シオニスト政権イスラエルとの関係などにおいて見解が対立し、反対の立場を取っています。

しかしイランとトルコは、一部の見解や立場の相違を抱えながらも、経済、通商、トランジット輸送、安全保障などにおいてこの数年間、相互の協力に力を注いでいます。

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