イランの古代の文明と芸術を展示する展示会がイタリア北部で開催
(last modified Sun, 26 Jun 2016 08:49:17 GMT )
6月 26, 2016 17:49 Asia/Tokyo
  • イランの古代の文明と芸術を展示する展示会がイタリア北部で開催

イランの古代の文明と芸術を展示する展示会が、イタリア大統領のメッセージにより、イタリア北部のアクイレイアで開催されました。

IRIB通信がイタリア北部から伝えたところによりますと、この展示会ではペルセポリス、パサルガダエ、シューシュなどから出土した29点の貴重なアケメネス朝およびサーサーン朝の遺物が北イタリアのアクイレイア国立考古学博物館に展示されています。また、この展示会には両国の政治・文化関係者やイランの歴史や文明に興味を持つ多くのイタリアの人々が参加しています。

イタリアのマッタレッラ大統領は、この展示会の開催に際してメッセージを寄せ、イランの古くからの文化と歴史を強調し、この展示会の開催はイランとイタリアの文化と政治の関係の強化につながるとしました。

イラン国立博物館のノウキャンデ館長は、この展示会について、「この一連の文化的、歴史的に特別な遺物が海外で展示されるのは初めてだ」と語りました。

アクイレイア財団の会長も、大変貴重なイランの遺物をアクイレイアで展示できるのは、大変光栄だとしました。

イタリアのフランチェスキーニ文化大臣は、この展示会の開催前に記者会見で、この展示会は大変重要で、明らかにイタリアの人々の関心や注目をひきつけることになり、同時にイランについてよりよく知り、両国の文化関係の質の向上を促進することになるとしました。

アクイレイアはローマ帝国時代に最も栄えた政治的、社会的、商業的な中心地でした。