イラン外相が、パレスチナ情勢に懸念表明
(last modified Wed, 12 Apr 2023 08:18:17 GMT )
4月 12, 2023 17:18 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、対パレスチナ支持をアピールする「世界ゴッツの日」を前に、国連事務総長やOICイスラム協力機構事務局長に個別にメッセージを送り、シオニスト政権イスラエルの犯罪行為が引き起こしたパレスチナの現状に深い懸念の意を表明しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はこれらのメッセージの中で、パレスチナ国民に対するテロ、殺害、逮捕、財産の破壊といったシオニスト政権の犯罪行為を、国際法や人権に反するものだとし、「イランとして、パレスチナ国民に対するシオニスト政権の残虐な暴力行為を非難する」と述べました。

また、国際世論がウクライナ戦争に気をとられている事態をイスラエルが悪用している事実に触れるとともに、パレスチナ国民に対するイスラエルの非人道的行動の激化を目の前にしての、人権擁護を主張する一部の国々や人権団体の無反応や沈黙を批判しました。

さらに、シオニストの犯罪の停止、そして国連やOICなど責任ある国際機関でのパレスチナの現状の審議を要請しました。

加えて、「地域における公正なる恒久的平和の樹立は、パレスチナ占領の完全停止、すべてのパレスチナ人難民の祖国帰還、パレスチナの本来の住民が参加しての国民投票によるパレスチナの将来体制の決定、といった方法によってのみ実現可能である」としました。

 


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