古のイラン文化を色濃く残す、ズールハーネ鍛錬法

イスラム暦シャッワール月17日にあたる5月8日は、「パフレヴァーニー・ズールハーネ鍛錬法文化の日」に制定されています。

国際通信イランプレスによりますと、ズールハーネ肉体鍛錬法はイラン文化において古い歴史を持ち、さらには心身の力と義侠心の結びつきを示すものでもあります。

この古代から続く鍛錬法を行う場所であるズールハーネという名の道場は、屋内に地面を窪ませる形で作られており、この鍛錬法を行う人々が示す謙虚さのシンボルとなっています。彼らはこの鍛錬法を行うことで、心身を鍛えるだけでなく魂の穢れも拭い去っています。

この肉体鍛錬法は、イラン国内で多数の人々から愛好されているほか、イランの国民的・宗教的なスポーツとも見なされています。それは、これを行う人々が、シーア派初代イマーム・アリーの言動や性質、そしてその英雄的な信条を自らの模範にすえているためです。

国際ズールハーネ鍛錬法連盟の結成後、このスポーツは世界にも紹介され、イランから世界各国に広がっていきました。

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