イラン・サウジ両外相、関係再開の最新状況について電話会談
May 13, 2023 14:54 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とサウジアラビアのファイサル外相が電話会談を行い、関係再開の最新状況について意見を交わしました。
イランとサウジアラビアは、2年間にわたりイラクおよびオマーンで交渉を重ねた後、2023年3月10日に中国・北京において両国の国家安全保障責任者らが数日間の協議を行った上で、関係正常化合意を結んだとする声明を発表しました。
両国は2016年より国交を断絶していました。
国際通信イランプレスによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はファイサル外相との電話会談において、外相会談、国交再開の宣言、大使館・領事館再開に向けた互いの国への作業チーム派遣、大使の任命といったニ国間合意の進み具合に満足を示しながら、「我が国は、サウジアラビアにおける政治代表部および領事館の正式な再開に必要な準備をすでに見据えている」としました。
そして、両国の高官や外相が互いの国の首都を訪問する計画を、協力や適切な関係構築に向けた双方の決意の表れだと指摘しました。
一方のファイサル外相も、自国政府がイランとの関係の先行きやその拡大・強化に向けた努力を前向きにとらえていると強調し、「互いの国の首都での大使館再開が、イラン・サウジ間の協力を促進させるよう期待している」と述べました。
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