6月 11, 2023 16:21 Asia/Tokyo
  • イランのライースィー大統領とフランスのマクロン大統領
    イランのライースィー大統領とフランスのマクロン大統領

フランスのマクロン大統領との電話会談に応じたイランのライースィー大統領が、制裁解除を目指す協議において政治工作や非建設的行動は避けるべきだと強調しました。

イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は10日土曜、マクロン大統領との電話会談において、IAEA国際原子力機関がイランと協力している中で同国の法的責務順守を幾度となく確認していることを指摘し、制裁解除を目指す核協議でのあらゆる政治工作や非建設的行動を避けるよう促しました。

両大統領は核協議に加えて、二国関係拡大方法の検討や地域情勢についても話し合いました。

ライースィー大統領は二国関係の拡大について語る中で、一部の欧州政府がイランについて計算を誤ったことに触れ、「このような国々の政府は、テロ組織分離主義者、敵対者らの流す誤った情報の罠にはまった」としながら、他国への内政干渉は避けてその国家主権を尊重すべきだと強調しました。

電話会談ではまた、ウクライナ戦争のような地域問題にも話が及び、ライースィー大統領が「我が国の戦争反対に基づく政策にゆるぎはない。(戦争にとって)外交は最善の解決策である」と述べました。

マクロン大統領もこの電話会談で、フランスがイランとの交流を模索していることを強調し、二国関係強化に向けて両国の当局者が話し合いを続けていくことを望むとしました。

一方、制裁解除を目指す協議は結論が出るまで継続されると強調し、「我々は、イランがウクライナ危機解決策の一部になると考えており、この件に関してイランがさらなる役割を果たすよう求めたい」としました。

 


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