駐ロシア・イラン大使、「BRICS諸国は今後ドルから独立した外貨を保有」
(last modified Thu, 15 Jun 2023 08:03:38 GMT )
6月 15, 2023 17:03 Asia/Tokyo
  • ジャラーリー駐露イラン大使
    ジャラーリー駐露イラン大使

ジャラーリー駐露イラン大使は、「世界経済の将来は、BRICSのものとなるだろう」とし、「BRICS諸国は将来的に、米ドルから独立した外貨を保有する事になるだろう」と語りました。

ジャラーリー大使ロシア・スプートニク通信のインタビューで、「BRICSは、米ドルや(国際決済システム)SWIFTに依存しない支払いシステムの創設を必要としている」と述べています。

また、「現在、ロシアを筆頭とする26カ国がアメリカの制裁対象国となっている」とし、「アメリカは現在、ドルを通じて非常に多くの国の経済を人質にとっている。制裁はもはや、西側諸国の常套手段と化している」としました。

さらに、「制裁は経済テロに等しいものであり、対象国の政府のみならず、その国の国民生活にも悪影響を及ぼす。このため、各国はこれを我慢してはならず、またアメリカや西側諸国がドルを使ってほかの独立諸国の運命をもてあそぶ事を許してはならない」としました。

BRICSとは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの英語名の頭文字を組み合わせたもので、新興経済大国を中心とする諸国グループの名称です。

現在ではさらにイランサウジアラビア、アルゼンチン、アラブ首長国連邦、アルジェリア、エジプト、バーレーン、インドネシアがBRICSへの加盟を希望しています。

 


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