ティール月7日;イスラム共和党事務所爆発テロの日
(last modified Wed, 28 Jun 2023 10:04:20 GMT )
6月 28, 2023 19:04 Asia/Tokyo
  • 1981年にテヘランにあったイスラム共和党事務所での爆弾テロ
    1981年にテヘランにあったイスラム共和党事務所での爆弾テロ

28日はイラン暦でティール月7日にあたり、1981年にテヘランにあったイスラム共和党(当時)事務所で爆弾テロが発生した日です。

今から42年前のイラン暦1360年ティール月7日(西暦1981年6月27日)、テヘランのイスラム共和党事務所が爆発され、最高裁判所の裁判官だったベヘシュティー師および、閣僚4人、省庁次官2人、国会議員約30人を含めたイランの政治界・宗教界の要人72人が、反イラン・テロ組織のMKOモナーフェギーンの因子により殉教しました。

ティール月7日のこのテロ作戦は、イラン・イスラム革命の勝利からほどなく行われたMKOのテロ行為のうちの1つにすぎません。この前日にはさらに、テヘラン市内のモスクで、現在のイスラム革命最高指導者ハーメネイー師の暗殺未遂事件も起こっていました。

この事件のほか、1987年6月末にもアメリカが支援するテロ組織が悲惨なテロ事件を起こしたことから、イランではこれを忘れないよう、「アメリカ式人権状況開示週間」を制定しました。

アメリカがイランに対して行ってきた人道に反する行為は、このほかにも、イラク・バース党政権による北西部サルダシュトへの化学兵器を使った空爆における支援や、290人もの乗客・乗員を殉教させた米巡洋艦のイラン航空旅客機撃墜事件が挙げられます。

アメリカは、2003年にイラクを攻撃してフセイン政権を倒した後も、ヨーロッパ諸国とともに依然としてMKOへの支援を続けています。

 


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