7月 18, 2023 20:07 Asia/Tokyo
  • イラン外交戦略評議会のハッラーズィー議長と相川一俊・駐イラン日本大使
    イラン外交戦略評議会のハッラーズィー議長と相川一俊・駐イラン日本大使

イラン外交戦略評議会のハッラーズィー議長が、日本との二国間関係のレベルを向上させていくことを強調しながら、「その主な障害となっているものの一つは、米国による核合意の責務不履行と他の国々への二次制裁の押し付けである」と述べました。

イルナー通信によりますと、ハッラーズィー議長は、テヘランで行った相川一俊・駐イラン日本大使との会談において、「二次制裁によるいくつかの問題があるにもかかわらず、両国の間には協力拡大に向けたすばらしいチャンスが存在する」と述べました。

また、東アジア地域の動向やウクライナ戦争が地域に及ぼす影響の重要性を強調し、北方四島をめぐる日本とロシアの問題解決の最善の方法は「現在の状況や東アジアの緊迫化などを念頭に置いた直接協議」だとしました。

そして、「イランは原則として、あらゆる軍事介入や国家主権・領土保全の侵害に反対している」と強調しました。

一方、相川大使もこの会談で、ウクライナ戦争に対する日本の姿勢と、この危機が日本およびその周辺に与えうる影響について説明しながら、ロシアとの領土問題に触れて、「ウクライナ戦争が始まったことで、ロシアは北方領土をめぐる日本との二者協議を停止させた」と述べました。

ロシアは第二次世界大戦後、千島列島を自国に併合しましたが、日本は樺太千島交換条約を根拠に、自国の領土である南側の4島をロシアが占領・実効支配しているとの立場をとっています。

 


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