イラン外相、「ガザ病院に使われた爆弾はイスラエルのみが保有」
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イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とインドネシアのルトノ外相
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、パレスチナの人々の置かれた悲惨な状況に遺憾の意を示すとともに、「ガザの病院に使用された爆弾は、シオニスト政権イスラエルのみが持っているものだ」と述べました。
シオニスト政権イスラエルによる一連の攻撃は17日火曜夜、パレスチナ・ガザ中心部の病院を爆撃し罪のない数百人の人々を殺害するという新たな犯罪によって、その頂点に達しました。
この爆撃の殉教者の多くは、女性と子どもでした。
シオニスト政権はこの犯罪に走る前の数日間に、すでに3000人以上のパレスチナ人を殉教させています。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、サウジアラビア・ジッダで開かれたOIC・イスラム協力機構の臨時会合の傍らで行ったインドネシアのルトノ外相との会談で、「シオニスト政権イスラエルは、パレスチナ抵抗勢力の面前に立つ代わりにパレスチナの民間人に攻撃をしかけている。ガザの病院に使われた爆弾は、イスラエルのみが持っているものだ」と強調しました。
続けて、「シオニスト政権の戦争犯罪は早急に止められなければならない。シオニスト政権は、ガザを完全封鎖して水・電力・燃料を遮断し、食糧・医薬品の搬入を阻んだ上、今回は病院を攻撃することで、パレスチナ人の大量虐殺を決定した様を示した」と述べました。
また、シオニスト政権への石油輸出制限、同政権による戦争犯罪の訴追、OICによる協力のもとのシオニスト政権戦争犯罪に関するアーカイブの設置を求めました。
一方のルトノ外相は、パレスチナおよびガザの人々への早急な支援の必要性についてイランと見解を共有しているとし、状況のエスカレートを防がなくてはならないとしました。
そして、シオニスト政権が行った今回のガザ病院への攻撃や、ガザ地区からのパレスチナ人強制移住計画およびガザの一部の病院への脅迫的警告を非難し、同地区へ人道支援物資をすぐさま届けるよう尽力する必要性があると強調しました。