10月 24, 2023 19:34 Asia/Tokyo

ロシア、トルコ、アゼルバイジャン、アルメニア、イランなどによる第2回3+3カ国会合がテヘランで開催されました。

この会合は、南コーカサスのアゼルバイジャンアルメニアジョージアの3カ国と、この地域に近隣するイランロシアトルコの3カ国で構成されています。

もっとも、ジョージアは、テヘラン会合には出席していません。

今回の会合では、南コーカサス地域の諸問題および政治、経済、安全保障、トランジット輸送、エネルギーなどの面での地域協力拡大について話し合いが行われました。

 

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

 

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相はこの会合の開会式において、「南コーカサス地域での戦争は終結しており、現在は同地域に平和、協力、発展の時期が到来している」と述べました。

また、「人間は誰であれ、パレスチナ人の女性や子供など民間人の虐殺という恐ろしい場面を見れば心を痛めることになるだろう。国際社会は、民間人に対する戦争犯罪の即時停止、パレスチナ・ガザ地区の封鎖の解除、同地区への人道支援の搬送を求め、住民の強制移動への本格的な反対という一貫性のある強いメッセージを、シオニストが牛耳る偽政権イスラエルに発信すべきである」と述べました。

 第2回3+3カ国会合への参加国の外相らは、会合の終了に当たって声明を出し、地域諸国間の関係の正常化や拡大という現在のプロセスを歓迎しています。

3+3地域グループ結成の最も重要な目的は、西側や地域外勢力の干渉を受けず、地域諸問題を地域諸国の参加によって解決することだとされています。この目標の枠組みに従い、今回のテヘラン会合では、アゼルバイジャンとアルメニアの間の和平協議が中心的な議題の1つとなっていました。

 


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