11月 09, 2023 20:12 Asia/Tokyo
  • イランのイールヴァーニー国連大使
    イランのイールヴァーニー国連大使

イランのイールヴァーニー国連大使は、「我が国の平和的な核計画が議題となる場合、事実が歪曲されたり、あるいは一部のみが切り取られて扱われたりしてはならない」と語りました。

イルナー通信によりますと、イールヴァーニー国連大使は8日水曜、IAEA・国際原子力機関とイランがさまざまな分野で緊密な協力関係を有していることに触れ、「IAEAが何度も検証確認したように、イランの平和的な核活動が軍事目的に転用されていることを示す証拠はない」と述べました。

その上で、「すべての国がIAEA憲章に謳われている権利を享受できるべく、IAEAの中立性、独立性、核分野のプロとしての特性が他者により影響または毀損されるようなことがあっては決してならない」としました。

イールヴァーニー氏はまた、シオニスト政権イスラエルがNPT・核兵器不拡散条約への加盟やNPTの包括的な保護措置の遵守を拒否しているとし、「NPTは中立で専門的な姿勢でイスラエルに対処すべきである。今こそこの政権を武装解除し、地域に平和と安全を確立する時が到来している」と語りました。

さらに、「凶悪なテロ行為は国際社会によって強く非難されるべきだ」と強調し、「イスラエルは自らの行為に対する責任を受け入れる必要があり、しかもこれらの犯罪はいずれも処罰を免れてはならない」としました。

イールヴァーニー大使はその上で「イスラエルが過去にはイランに対して、最近ではパレスチナ・ガザに対して核兵器の使用を示唆し脅迫していることが国際的に非難されているのにあわせ、イランはイスラエルの大量破壊兵器保有とその使用示唆による脅迫を強く非難する」と述べました。

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