イラン大統領、「キリスト教徒は子供殺しの圧政者たるイスラエルを支持すべきでない」
(last modified Mon, 25 Dec 2023 07:30:33 GMT )
12月 25, 2023 16:30 Asia/Tokyo
  • ライースィー・イラン大統領とキリスト教の最大宗派・カトリック総本山の首長であるフランシスコ・ローマ教皇
    ライースィー・イラン大統領とキリスト教の最大宗派・カトリック総本山の首長であるフランシスコ・ローマ教皇

ライースィー・イラン大統領が世界の諸国民および全てのキリスト教徒や良心に目覚めた人々に対し、西暦の新年を迎えるに当たって、パレスチナ・ガザ地区での大量殺戮や犯罪・圧政への嫌悪を声を大にして叫び、圧政下にある同地区の人々に行われている恐ろしい犯罪の停止を求めるよう呼びかけました。

イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は24日日曜、イエス・キリストの生誕記念日に際して祝辞を述べるとともに、公正の実現および圧政との闘いこそがこの偉大なる預言者の教えであるとし、「今日、預言者イエス・キリストを信奉していると自称する諸国の一部は、シオニスト政権イスラエルが行う圧政や犯罪、パレスチナ国民への人権侵害や子どもの殺害を後押ししている。だが、この偉大なる預言者は、公正を広め圧政と闘っていた」と述べました。

また、「ガザ地区では、一部の西側諸国の後押により、イスラム教徒やキリスト教徒、キリスト教会が、犯罪者政権イスラエルの圧政にさらされている」としています。

ライースィー大統領はさらに、キリスト教の最大宗派・カトリック総本山の首長であるフランシスコ・ローマ教皇に対するメッセージにおいて、聖母マルヤムの息子たるイエスの生誕記念日および、西暦2024年の幕開けに当たっての祝辞を述べるとともに、「今日、人類社会は数多くの問題に直面しているが、その中で最も重大なのは、イスラエル政権軍によるガザ侵攻である」としました。

そして、「誠に遺憾ながら、国際機関がイスラエル政権のガザ攻撃という犯罪にまともに対処せず、さらに一方でアメリカや一部のヨーロッパ諸国がこの犯罪者政権を後押ししたことで、ガザでは、強奪者たる同政権が、女性や子どもをはじめとする2万人以上のパレスチナ人を殉教させるに至った」と結びました。

 


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