イラン外務省;「国際社会はイスラエルの犯罪阻止に向け抑止的措置をとるべき」
(last modified Mon, 25 Dec 2023 11:53:04 GMT )
12月 25, 2023 20:53 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「国際社会はシオニスト政権イスラエルの犯罪阻止に向け抑止的措置をとる必要がある」と語りました。

キャンアーニー報道官は25日月曜、定例記者会見の中で、国連安保理で採択された(ガザ停戦)決議が再度、アメリカの全面的な対イスラエル支援を示したとし、「アメリカの反対により、この決議の内容にはガザでのイスラエルによる犯罪停止に向けた早急な行動や努力を強調する内容が盛り込まれなかった」としました。

また、「イスラエルの目の前には良い選択肢はなく、戦争という方法を選択したことで、戦略的な過ちを犯した格好となった」と述べました。

さらに、「国際海域における一部の緊張に関してアメリカがイランに疑惑の矛先を向けていることについて、「我々は彼らの主張を否定し、価値のないものと考える。これらの主張は、問題をはぐらかし、ガザにおけるアメリカの犯罪を隠蔽するために行われており、明白な政治目的を有している」と語りました。

キャンアーニー報道官はまた、「アメリカはパレスチナの人々に対するイスラエルの行動を全面的に支持することで、自らに対する世界規模での嫌悪を増大させている、としました。

なお、イランに対するロシアの対応やモロッコでのアラブ諸国会議の声明について、「ロシアとアラブ諸国による共同声明でイラン南部の3島に関して提起された主張は、イランの主権や領土保全に対する行動として捉えられ、イランがそれを受け入れることはない」と語りました。

さらに、「イランの領土保全について、我々はどの当事国とも遠慮することはない。わが国はもっとも明確な表現でこれに関する抗議を表明し、この声明の内容を否定している」と述べました。

 


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