イラン国連大使が、ガザでのイスラエルの犯罪に対する米の幇助を批判
1月 10, 2024 16:02 Asia/Tokyo
イールヴァーニー・イラン国連大使が、パレスチナ・ガザ地区でのシオニスト政権イスラエルによる犯罪をアメリカが幇助していることを批判しました。
イルナー通信によりますと、イールヴァーニー国連大使は9日火曜、国連総会での演説で、イスラエル政権の犯罪をアメリカが完全に支援している事実を批判し、「国際社会がガザでの流血の停止を、国連安保理に再三要請してきたにもかかわらず、国連はガザ停戦決議案を、米国が反対したという理由のみで採択せず、またもやその責務を果たすことができなかった」と語りました。
また、「アメリカによる拒否権乱用、安保理の責務履行の妨害、ガザ地区での停戦への反対は、流血の終結を求める国際的な要求と根本からかけ離れているだけでなく、人命を守るという人間が持つべき本質に反し、さらには、人道法や人権を含む国際法の基本原則も破っている」と述べています。
さらに、「イランは、無辜のガザ民間人に対する犯罪的侵略と大量虐殺を止める唯一の現実的な方法を、安定した恒久的停戦の確立、人道支援へのアクセス確保、戦闘の停止、そして、ガザ住民の強制移住の阻止であると考えている」としました。
そして、日々増大するガザ住民の辛苦に言及し、「アメリカ政府は、生命にかかわる1つの選択を迫られている。それにより、現在の誤った政策の道を歩み続けることもできるし、はたまた無条件の対イスラエル支援を止めることもできる」と語っています。
イールヴァーニー大使は最後に、「米国のこのような支援がなければイスラエル政権は、パレスチナ国民に対する暴力的な大量虐殺行為を続ける上で、深刻な問題に直面するだろう」と結びました。
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