イランとパキスタンが大使の職務復帰で合意
1月 23, 2024 16:00 Asia/Tokyo
イランとパキスタンが、互いの国から一時呼び戻していた自国大使を近く職務に復帰させることで合意しました。
イスラム諸国の中でも重要な国であるイランとパキスタンは、イランがパキスタン領内にあるテロリストの拠点を攻撃し、これに対してパキスタンが「自国籍のテロリストの潜伏地」だとして両国国境の数カ所を攻撃した後、その長年にわたる関係に暗雲が生じていました。
しかし、イランとパキスタンの当局者らは緊張の激化を防ぐ必要性があることを強調し、パキスタン政府はその後、二国関係の緊張緩和をめぐりイラン政府と合意したことを明らかにしました。
両国外務省は22日月曜、共同声明を発表し、それぞれの大使が間もなく職務に復帰するとしました。
同声明によれば、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とパキスタンのジラニ外相は電話会談を行い、自国大使をそれぞれ今月26日までに互いの国での職務に復帰させることで合意したということです。
また、アミールアブドッラーヒヤーン外相はジラニ外相の招待を受けて、今月29日にパキスタンを訪問することになりました。
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