1月 24, 2024 14:47 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、「我が国は米国に対し、同国とイギリスが紅海でイエメンに対し共同で取った行動が戦略的誤りであるというメッセージにより厳しく警告した」と述べました。

西アジア情勢をめぐる国連安保理会合への出席を目的に米ニューヨークを訪問したアミールアブドッラーヒヤーン外相は、イルナー通信記者の質問に答えて、「我が国は米英が共同で行ったイエメン領土数か所への攻撃が地域の平和と安全を脅かし戦火を広げるものだというメッセージで、米に厳しく警告した」と述べました。

続けて、「米英によるイエメン攻撃後も、衛星画像から、約230隻の商船および石油タンカーが紅海を航行していることが判明している。これが意味するのは、シオニスト政権イスラエルの占領地へ向かう船舶のみが航行を阻まれるというイエメンのメッセージを、(これらの船舶が)しっかりと理解しているということだ」と説明しました。

また、「私は、先週スイスで開かれたのダボス会議の傍らでイギリスのキャメロン外相と会談した際、同国が紅海でイエメンに対して取った緊張扇動行動は戦略的間違いだったとはっきり伝えた」と強調しました。

アメリカとイギリスは今月11日、前日の10日に国連安保理が紅海イエメン軍が行うイスラエル政権関連船舶攻撃の即時停止を求める決議を採択したのに続くかたちで、イエメン領土への攻撃を開始しました。

イエメン軍は数週間前より、ガザのパレスチナ国民の抵抗を支援するため、紅海やバブ・エル・マンデブ海峡において、イスラエルの所有もしくはイスラエル政権占領地に向かう船舶を攻撃対象としています。

イエメン軍は、イスラエル政権が対ガザ攻撃を停止するまで、紅海における同政権の船舶および占領地に向かう船舶への攻撃を続けるとしている一方で、それ以外の船舶のアデン湾・紅海の航行は制限されず、その安全が完全に保障されていると強調しています。

 


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