イラン外相、「中国との関係で恒久的な平和が拡大」
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が王毅・中国外相宛てのメッセージにおいて、同氏および中国共産党中央委員会メンバーへ春節と旧暦新年にあたっての祝意を表明しました。
IRIB通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はこのメッセージでまた、イランと中国の政府高官の管理運営によって、両国関係および包括的戦略パートナーシップでの協力関係が良い結果につながるルートに乗っていると指摘し、満足の意を表明しました。
これに先立っては、ライースィー・イラン大統領もSNSの「X」において中国語でメッセージを投稿し、中国の国民と政府に対する中国文化圏の旧正月への祝賀の意を表明しています。
また、CCTV、CRI、CGTN、CNRといった中国メディアグループの駐イラン事務局長もコラムにおいて、イランの春の新年ノウルーズや中国の春節の習慣などの両国の文化的共通性の重要性について述べるとともに、「イラン人にとっての古くからのノウルーズと、中国人にとっての春節は、重なりはしないものの比較的近い時期に行われている。これら2つの古い伝統の類似点は、両国の人々が昔から深いつながりを持ち、それが現在も続いていることを示している」と語っています。
中国の春節は西暦で2月の初めに当たりますが、中国の人々は主婦を中心に、この時季にあわせて家の掃除を開始します。一方でイランの女性たちも、西暦で春分の日にあたるイラン暦の新年・ノウルーズを迎える前、即ち同暦最終月にあたるエスファンド月に、習慣として同じようなことを行います。
中国の暦は1911年に現在西暦と呼ばれているグレゴリオ暦に変更されましたが、同国では依然として農事暦である旧い暦によって春節が祝われており、干支もこの暦に基づいています。