イラン外相、「国際社会はラファでの虐殺を許すべきでない」 国連事務総長宛ての書簡で
(last modified Tue, 20 Feb 2024 08:33:05 GMT )
2月 20, 2024 17:33 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、国連のグテーレス事務総長に宛てた書簡において、シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザ地区南部ラファで行う大量虐殺について警告を発しました。

シオニスト政権イスラエルがパレスチナ・ガザへの攻撃を始めてから135日以上が経過していますが、この危機の解決に向けた世界規模の努力が続けられる一方で、犯罪者たる同政権は、ガザ南部ラファで新たな悲劇と災害を生み出しています。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、グテーレス事務総長に宛てた書簡の中で、「ラファに対するいかなる軍事攻撃も、イスラエル政権が行うパレスチナ国民虐殺の新たな段階につながることは間違いない。そこから国連というシステムは、この慎重さが求められる時期に、ラファにいるパレスチナ人避難民を標的としたさらなる犯罪を防ぐべく、自身の責務を果たすことが必要だ」としました。

続けて、「(ガザでは)シオニスト政権により、子どもや若い女性を中心に約3万人のパレスチナ人が殉教させられた。同政権はまた、パレスチナ人をガザから追い出すために、意図的に同地区の人々から食糧、水、人道支援物資、その他の必需品を取り上げ、さらにこの残虐な兵糧攻めを、対象を問わない軍事攻撃と組み合わせた。このような行為は『大虐殺』としか言いようがない」と説明しました。

また、「小さな街であるラファには現在、150万人以上の避難民が集まっている。この街に対する総攻撃は、150万人のパレスチナ人にとって破滅を意味する」と指摘しました。

そして最後に、「すべての政府には、パレスチナ国民の大量虐殺を止めさせる法的・倫理的義務がある。国連はすべての加盟国に対し、最大級の国際的犯罪を行う侵略者・占領者政権イスラエルとの協力を控えるよう求めるべきだ」と強調しました。

 

 


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