三菱航空機が、イランに旅客機を売却の意向
(last modified Tue, 12 Jul 2016 13:26:09 GMT )
7月 12, 2016 22:26 Asia/Tokyo
  • 三菱航空機が、イランに旅客機を売却の意向

日本経済新聞のインターネットサイトが、三菱航空機が、旅客機の売却に関してイランと交渉に入っていることを伝えました。

この報告によりますと、「三菱航空機は、ジェット旅客機の売却に関して商談を進めている」ということです。

三菱重工業は、昨年の9月、アメリカが対イラン制裁を解除する4ヶ月前に、イラン市場の検討を開始しました。

この企業はイラン航空、アーセマーン航空、さらにイランの航空当局に接触しました。

三菱航空機とイランの航空会社は、イギリスのロンドン郊外で11日月曜から始まったファンボロー国際航空ショーの開催中に、航空機販売に関する協議を行っています。

イラン航空は現在、三菱航空機から70席のジェット旅客機80機を購入することを検討しており、それらを国内線で使用しようと考えています。双方の担当者は先月、アイルランドのダブリンでの国際会議でも、合意締結の可能性について協議しました。

三菱航空機はこの計画の中で日本政府と協力し、この契約の資金確保に関して政府の支援を受けられるよう努力しています。三菱航空機はこの旅客機を早くても2019年には引き渡したいと考えています。

ブラジルやカナダの航空機製造会社もイランに旅客機を売り込もうとしています。

ヨーロッパのエアバス社はイランにエアバス118機を売却することで合意しました。アメリカのボーイング社も6月末にイラン航空と合意したことを明らかにしました。

イランは経済制裁を受けていたため、これまで老朽化した航空機を新しい航空機に変えることができませんでした。

イラン政府は、今後10年で、旅客機を400機から500機必要としていることを報告しています。

テヘラン市はさらに、空港を拡張し、テヘランを中東のハブ空港にしたいと考えています。

こうした中、アメリカの議員の一部はイランへの旅客機売却に対する厳しい姿勢をとっています。エアバスも三菱航空機も、アメリカから部品の多くを確保しています。