植民地主義政権イスラエルに対するイランのミサイル・無人機作戦が持つ12のメッセージ
(last modified Sun, 14 Apr 2024 11:53:59 GMT )
4月 14, 2024 20:53 Asia/Tokyo
  • イスラエル処罰の夜にパレスチナ国旗を掲げて喜ぶイランの子どもたち
    イスラエル処罰の夜にパレスチナ国旗を掲げて喜ぶイランの子どもたち

イラン・イスラム革命防衛隊は14日日曜未明、シオニスト政権イスラエル占領地内の重要施設などを無人機・ミサイル数百発で攻撃しました。

歴史に残るこの誇り高い成功した作戦については、語るべきことがたくさんあります。

1.イランの誠実さ

今回の作戦名は「誠実な約束」というものでした。これは、友であれ敵であれ、イランは言ったことは必ず実行するということを理解させるためです。そして、その作戦内容は、イラン最高指導者ハーメネイー師の「叩いて逃げるという時代は終わった」「1回叩けば10回反撃を食らう」といった発言が裏付けのある正しいものであったことを証明しました。

 

2.正当防衛の原則

今回のイランの行動は、国連憲章に照らしても完全に正当なものであり、正当防衛の原則にもとづくものです。「誠実な約束」作戦は、今月1日の在シリア・イラン大使館に対する攻撃および、それによるイランイスラム革命防衛隊幹部の殺害といったシオニスト政権イスラエルによる数々の犯罪行為に対する報復です。

 

3.国家の安全に対するイランの真剣な意志

今回の作戦は、今のイラン国民にとって、国家の安全を守り、敵に対する軍事的抑止力を強化するために必須の措置でした。

4.作戦で示されたイランの能力は氷山の一角

今回の作戦では、イランの軍事力・防衛力の氷山の一角が示されたに過ぎません。敵はこのことにこれまで以上に注意し熟考すべきであり、今後偉大なるイラン国民に対する誤算を起こさないようにしなければなりません。

 

5.アイアンドームの嘘

今回の「誠実な約束」作戦で、イスラエルの防空システム「アイアンドーム」の無力さがこれまで以上に白日の下にさらされました。今回の作戦では、シオニスト政権イスラエル占領地よりはるか遠くから発射された完全なイラン製無人機・ミサイルの半数以上が防衛システムを突破し、標的を破壊しました。

 

6.イスラエルの侵略継続に対する警告

イランはこの作戦前から、さらには作戦中も「イスラエルのいかなる行動も新たな侵略行為とみなし、より大きな攻撃で報復する」と警告していました。

 

7.アメリカへの警告

アメリカは、イランからのメッセージと脅迫を重く受け止め、イスラエル側から予想される一切の対イラン行動への同調を避けるべきです。算段を誤って犯罪政権イスラエルに同調するようなことがあれば、地域や地域外にあるすべての米軍基地がイランや抵抗勢力の攻撃を受けることは、アメリカ自身が熟知しているのです。

 

8.地域安全保障における隣国どうしの協力の重要性

イランはかねてから、善隣外交・共通利益の原則にもとづく地域諸国、特に近隣諸国との関係強化を求めています。しかしその一方でそれらの諸国に対し、目測を誤ってイラン国民の敵による攻撃に自国の領土・領空を提供するようなことがあれば、敵に対する正当な攻撃の対象となる、という明白なメッセージも発信してきました。

 

9.作戦に対する国民の支持

シオニスト政権に対するイスラム革命防衛隊の行動にイラン国民が喜び、祝賀、支持を示したこと、そして同政権の数々の犯罪に対する断固たる反応は、この作戦が公の権利に沿った1つの要求であり、国民の意思と決意に基づいて実行されたことを示しています。

 

10.地域・世界でも認められたイランの攻撃の合法性

今回の攻撃に対する支持や歓喜の声が地域や地域外の他の諸国民からも聞かれたことは、イランのこの行動が世界的に合法であったことを裏付けるものです。

 

11.世界の手本となるイランの正当な防衛政策設定

今回の作戦は、完全な専守防衛という本質を有志、イスラエルの数々の犯罪に対する報復に徹したものでした。このことは、過去数十年間に渡り防衛能力・ミサイル能力の強化を目指してきたイランの政策および、同国イスラム革命最高指導者ハーメネイー師の深慮が正しく賢明かつ現実的であることを物語っています。これは、何物にも隷属しない自由を求める諸国民や他国にとっても手本となるものです。

 

12.正確でコーラン的なイランの世界観

教訓となる重要なことは、イラン国民およびイラン軍・革命防衛隊が、虚偽に対する真理の最終的な勝利を確信していることです。シオニスト政権があらゆる政策と行動をとっているものの、その政策と行動によって、彼ら自身を不法で抑圧的、かつ犯罪的な存在という終着点に近づけていることは、もはや疑いのないことなのです。

 


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