イラン国会議員、「国際世論はイスラエルをパリ五輪から締め出すべき」
複数のイラン議員らが、「世界のすべての国が差別と不公正を止め、シオニスト政権イスラエルに毅然と対処すべきだ。そのための適切な方法の一つは、オリンピックからイスラエルを追放する努力である」と述べました。
イラン中部の都市アラーク選出のモハンマド・ハサン・アーサファリー議員は、メフル通信記者とのインタビューで、今年夏のパリ五輪からイスラエルを追放する必要性を強調し、「ウクライナ戦争後、ロシアとベラルーシはすべての国際大会への参加資格をはく奪された上、一切の国際大会が両国で開催されなかった」と語りました。
その上で、「ロシア、ベラルーシ、その他の複数国がさまざまな理由で過去数年間にオリンピック参加を禁じられたと同様に、イスラエルもパレスチナでの残忍な攻撃を理由とし、2024年のパリ五輪への参加を停止されるべきだ」としました。
アーサファリ―議員はさらに、次のように述べました。
もし世界の人々がガザの被抑圧民に対するイスラエル暴虐に不快感を感じているのであれば、彼らは実際的な方法でイスラエルに立ち向かうべきである。そのための行動に出る良い機会の一つは、イスラエル代表選手の今季オリンピックへの不参加を求めることだ。
そして、「世界の自由民はイスラエル側に立っていないことを示すべきである」とし、「世界のすべての国が一丸となって、開催当局者やIOC国際オリンピック委員会に対し、イスラエルの参加停止および、イスラエル代表選手の五輪参加資格のはく奪を求めるべきである」としました。
アーサファリー議員は、「イスラエルのパリ五輪出場停止となれば、世界各国は国際機関・組織に対し期待が持てるだろう。このことは実現されるべきであり、関係当局や決定者はこの問題に対して矛盾した態度をとるべきではない」と強調しました。
そして、「五輪に参加するすべてのイスラム諸国と非イスラム諸国は、イスラエル代表選手の五輪参加を阻止するよう努めるべきだ」としました。