イラン国会議長とプーチン露大統領が会談、南北物流回廊の推進で一致
7月 14, 2024 15:48 Asia/Tokyo
イランのガーリーバーフ国会議長がロシアを訪問し、プーチン大統領と南北物流回廊やエネルギー輸送などについて話し合いました。
【ParsTodayイラン】モスクワで開かれたBRICS議長会議への出席を終えて帰国したガーリーバーフ氏は、今回の訪問でプーチン大統領と会談し、南北物流回廊とエネルギー分野での協力という2点について話し合ったと明かしました。
ガーリーバーフ氏は、今期のBRICS議長国を務めるロシアのもとで、多くの中央アジア諸国がBRICS会議に参加したと述べ、「BRICSは世界人口の半分、また世界全体のGDPの3割を占めている。BRICS加盟国は現在、SWIFTのような国際決済システムの構築に取り組んでいるほか、ドル以外の通貨による取引も行われている。ユーラシア大陸の経済大国の大半がBRICSに加盟している」と語りました。
また、経済以外にも文化、スポーツ、学術分野での交流も進んでいるとし、今回の会議でタジキスタン、カザフスタン、ベラルーシ、アルメニアなどといった国との関係についても話し合われたとしました。
ガーリーバーフ氏はまた、アメリカによる制裁について、「今回の会議で取り上げられた議題のひとつに、アメリカ政府による国際法に反する制裁行使の問題があった」と明かしました。
BRICSは2001年にブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国による経済協力枠組みとして発足し、今年1月からイラン、エジプト、エチオピア、アラブ首長国連邦も正式加盟国に加わりました。2018年のBRICS加盟国のGDPはおよそ57兆ドルでした。
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