米NASA・MITがイラン製マイクロエレクトロニクス機器を購入
7月 14, 2024 16:41 Asia/Tokyo
イラン国家マイクロエレクトロニクス・プログラムのアルジュマンディー副主任が、同分野において国内の知識企業が生産した製品をアメリカのNASA・航空宇宙局およびMIT・マサチューセッツ工科大学が購入していると述べました。
【ParsTodayイラン】アルジュマンディー副主任は、ナノ産業研究所で行われたマイクロエレクトロニクス技術開発・イノベーション分野のビジネス・エコシステム関係者会合において、イランの知識企業が同分野の輸出で大きく成功していることについて触れ、「我が国のマイクロエレクトロニクス企業の一部は、NASAやMITへの関連機器・備品の輸出に成功している。中には世界各地に15のオフィスを構える企業もあり、これまでのところ好調に輸出を行っている」と述べました。
続けて、「国内の集積回路市場は、誰かが独占しているようなものではない。たとえば、(集積回路の半導体に使用される)シリコンは複数の企業が生産・輸出を行い、関連機器に携わる企業も複数社が、大統領府ナノテクノロジー開発本部の支援を受けながら生産事業を開始・拡大した。これらの企業は、今では大きく成長している」と強調しました。
また、先日ピーシュラーン国立集積回路設計センターが開設されたことに言及し、「同センターは、集積回路設計の際に起きる問題の解決を目的に、大学の垣根を超えた国立のインフラとして設置された。この施設は、特定の大学やその教職員に限らず、国内すべての人々が利用することができる。同センターには設計に必要なインフラが備えられ、集積回路を使った製品のテストにも役立てられる」としました。