7月 30, 2024 22:02 Asia/Tokyo
  • イランのペゼシュキヤーン新大統領とフランスのマクロン大統領
    イランのペゼシュキヤーン新大統領とフランスのマクロン大統領

イランのペゼシュキヤーン新大統領とフランスのマクロン大統領が1時間にわたる電話会談を行い、制裁解除に向けた協議、ウクライナ戦争、ガザおよびレバノンの最新動向といった様々な問題について話し合いました。

パールストゥデイによりますと、マクロン大統領はこの電話会談において、ペゼシュキヤーン大統領の就任に祝意を伝えた上で複数の問題について話し合い、イランと自国および他の欧州諸国との関係が新政権においてこれまで以上に良好になるよう期待するとしました。

ペゼシュキヤーン大統領も、「我が国がフランスと行ってきたこれまでの政治・文化交流は、両国の外交関係の拡大に適した基盤になると思っている。フランスとの関係を誠実さ・相互信頼に基づいて向上させていく用意が、我が国にはある」と述べました。

続けて、核合意内の制裁解除をめぐる協議の継続に向けた用意がイランにあるとしながら、「当事国による全ての合意内責務の履行、そしてイラン国民に対する圧政的制裁および圧力の停止は、我が国がこの合意に期待する最低限の事柄であり、協議が継続・進展するための適切な下地となる」と説明しました。

 

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ペゼシュキヤーン大統領はまた、「IAEA国際原子力機関の15以上の報告が証明しているように、わが国は核合意における責務をすべて履行してきた。しかし米国は、自国の責務を履行することなく一方的に核合意から離脱し、イラン国民へさらなる圧政的制裁を行使してきた」と指摘しました。

一方、レバノン南部において同国とシオニスト政権イスラエルとの間の緊張が増大していることに大きな懸念を示しつつ、レバノンに対する侵略行為が引き起こすあらゆる結果について警告し、「イスラエル政権がレバノンを攻撃するという大きな過ちを犯せば、それは彼らに過酷な結果をもたらすだろう」としました。

さらに、パレスチナ・ガザでの女性や子どもをはじめとした民間人大量虐殺および病院や救援部隊への攻撃という、イスラエル政権が行う恐るべき犯罪について言及し、「イスラエル政権は74年以上にわたり、パレスチナに対していかなる犯罪も辞さずに行っており、あらゆる国際法や国際的枠組みを踏みにじってきた」と強調しました。

そして最後に、「我が国は、ガザ危機を解決し地域の平和と安定を確立するためのあらゆる努力を惜しまない」としながら、他の諸国がガザの圧政にさらせれる人々に対し責任を果たすよう期待するとしました。

 


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