イランが国連安保理に書簡送付、「米は地域・世界におけるテロリズムの主要な幇助・奨励者」
(last modified Tue, 13 Aug 2024 11:06:00 GMT )
8月 13, 2024 20:06 Asia/Tokyo
  • イールヴァーニー・イラン国連大使
    イールヴァーニー・イラン国連大使

イラン国連大使が国連安保理への書簡の中で、「アメリカは西アジア地域および国際的なテロの主な幇助・奨励者である」としました。

今月8日の安保理の「テロ行為による世界の平和と安全への脅威」を主題とする公開会合において、米代表は、議題から逸脱しながらロシア代表の発言に対し、地域でのテロ幇助という事実無根で誤解を招く虚偽の対イラン非難発言を行いました。

パールストゥデイによりますと、イールヴァーニー・イラン国連大使は米による疑惑提示への反論として、安保理議長およびグテーレス国連事務総長に書簡を送付し、その中で、「わが国は、アメリカ代表によるこのような事実無根の疑惑提起や無責任な行動を強く否定、非難する」としました。

 

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また、「米国は、イランに非難の矛先を向ける一方で、自らがシオニスト政権イスラエルの熱烈な支持国としてこの強奪者政権の大量虐殺を幇助し、シオニストに大量の武器を提供し、長期間にわたり子どもや女性を含む無実のパレスチナ人への殺戮・テロを続けさせて、ガザ地区での流血とテロを長引かせているのは、笑止の沙汰である」としました。

さらに、「今月10日に行われた、ガザ市中心部にあるアル・タビン学校を攻撃するというイスラエル政権の最近の犯罪により、子供や女性を含む少なくとも100人の無辜のパレスチナ人が殉教したが、この犯罪こそ、米国の幇助による紛れもない結果である」と指摘しました。

そして、「これらに加えて、イスラエル占領下のシリアの一部地域におけるヌスラ戦線などの、国連のリストに挙がっているテロ組織に対する米国の幇助は、国連憲章や国際法、および安保理の関連決議に対する公然たる違反であるとともに、アメリカが地域においてテロの主な幇助者であるという事実を裏付けている。アメリカはこのような暗澹たる前科者であることから、他の国連加盟国を非難し講釈を垂れる資格はない」と結びました。

 


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