イランがAI分野でベネズエラを支援
イランのサッタール情報・通信技術相が、電子政府やAIなどの分野でベネズエラに技術協力する用意があると表明しました。
【ParsTodayイラン】サッタール情報通信技術相は3日、ベネズエラの首都カラカスで同国のべラスケス運輸相と会談し、AI分野におけるイランの能力に触れ、イランが持つ知識と経験をベネズエラに提供可能であると強調しました。
サッタール氏は他にも、イランが電子政府プロジェクトを進め、それによるサービス提供の普及度合いが世界基準で30段階も上昇したことなどを紹介しました。
また、ニャニェス通信情報相との会談では、SNSと通信システムについて「メディアは、イランとベネズエラの能力・可能性に基づいて事実を世界の人々に伝えることができる」と強調しました。
さらに、ベネズエラにおけるイランの通信プラットフォームとネットワークの敷設・拡張に関する知識とインフラの共有に向けた意欲を表明し、通信インフラへのサイバー攻撃にうまく対処するイランの能力の高さを改めてアピールしました。
一方、ニャニェス氏も、同国のマドゥロ大統領がイランの文化と文明を賞賛していることを指摘し、パレスチナと世界の自由なる諸国民への支援におけるイランの役割を高く評価するとともに、「シオニスト政権イスラエルとアメリカ帝国主義に対抗すべく、両国間の交流を加速すべきだ」と語りました。
また、フェイクニュースへの対処に向けた正しい報道内容の制作を強調し、覇権主義と帝国主義の潮流に対抗するための正確なニュース制作を目的とした共通プラットフォームの創設を求めました。
イランは過去数十年にわたり、常に科学技術分野の先進技術の獲得を目指しており、この方向において最高指導者ハーメネイー師はAI技術の進歩の重要性を繰り返し強調しています。
ハーメネイー師は最も重要なテーマの一つとして、イランがAIの深層を獲得する必要性、ならびに世界のAI上位10カ国の中にイランをランクインさせることを挙げています。