イラン大統領「国内の団結があれば米は悪用の隙を見いだせない」/イラン軍副調整官「敵はイランに関して誤算」
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イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領
ペゼシュキヤーン・イラン大統領が「国内で全員が心を1つにすれば、米国は我々の状況を悪用したり欲望を滾らせることはできない」と語りました。
【ParsTodayイラン】ペゼシュキヤーン大統領は25日日曜午後の閣議で、イランと米国の第5回間接協議に関するアラーグチー・イラン外相の報告に反応し、「もしアメリカが我々の間に団結と共感が存在することを悟れば、我々の状況を悪用したり渇望することはできないだろう」と述べています。
イラン軍服調整官:「敵は我が国に関して大誤算」
イラン軍のサイヤーリー副調整官は今月25日、同国北東部マシュハドにあるフェルドウスィー大学で行われた「北東部トゥースから南西部ホッラムシャフルまでの絆の英雄伝」式典で、「敵はイランが弱体化したと思い込んでいたが、これは大誤算だった。我々は英雄伝的ともいえるホッラムシャフルの絆を引き合いに出すことで敵に対し、『既に試したことを再び試すことは誤りだと通告する」とコメントしました。さらに、「我々は敵に告げる。イランの若者が戦場にいる限り、我々は勝利する。そして今日、軍は若者がイランの強力な支持者であり、いかなる敵にも立ち向かい、敵を敗北に追い込むことを誇りにしている」と語っています。
イラン外務省報道官:「『暫定合意』案は協議では提起されず」
バガーイー・イラン外務省報道官は26日月曜朝の週例記者会見で、「一部のメディアからはイランとアメリカが暫定合意という形で交渉の枠組みを見いだそうという憶測がなされているが、この問題は協議で取り上げられたか否か」という質疑に回答し、「暫定合意はこれまで我々の議題に上がったことはなく、したがって今回の協議でも提起されていない」と述べました。