イラン海軍、戦争後初となるミサイル海上演習実施・国産ミサイルの発射に成功
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イラン海軍、戦争後初となるミサイル海上演習実施、国産ミサイルの発射に成功
イラン海軍は21日から、防衛能力の実証と最新の国産兵器の試験を目的に、ミサイル演習「パーイェダール・エクテダール1404」を実施しました。この演習は6月のイスラエルとの戦争後、イランにとって初めての軍事演習となります。
【ParsTodayイラン】IRIB通信によりますと、イラン海軍による今回のミサイル演習の運用段階は今月21日から2日間、北インド洋とオマーン海で行われ、水上および水中浮遊部隊、飛行部隊、沿岸から海までのミサイル基地、海上配備のミサイル基地、電子情報部隊が参加します。
また、今回のミサイル演習の主要段階の続編においては、イラン海軍水上艦艇の甲板及び沿岸部から発射された射程距離の異なる各種の海軍巡航ミサイルが、北インド洋とオマーン海の標的に見事に命中しました。
この段階では、ミサイル巡洋艦「ガナーヴェ」と駆逐艦「サバラーン」が、沿岸システム「ヴェラーヤト2」から海軍の巡航ミサイル「ナスィール」と「カディール」、および沿岸ミサイルと対艦ミサイル「ガーデル」を同時に発射し、指定された海上の水上目標に命中、破壊させることに成功しています。
海軍巡航ミサイル「ガーデル」は、船舶や沿岸目標との戦闘を目的として設計された、高い破壊力と優れた標的精度を備えた中距離のステルス対艦巡航ミサイルです。
海軍の巡航ミサイル「カディール」もまた、長距離でレーダー探知を逃れる対艦巡航ミサイルであり、高い破壊力と優れた標的精度を誇り、艦艇との戦闘に使用されています。
海軍巡航ミサイル「ナスィール」は、レーダー探知を回避できる短距離対艦巡航ミサイルであり、高い破壊力と優れた照準精度を備え、艦艇との戦闘に用いられます。
イラン海軍によるミサイル演習「パーイェダール・エクテダール1404」は、イランの独自の能力と防衛の自立性を誇示する機会となっています。