イランと欧州が協議継続で合意/欧州3カ国によるスナップバック発動の違法性
https://parstoday.ir/ja/news/iran-i129212-イランと欧州が協議継続で合意_欧州3カ国によるスナップバック発動の違法性
アラーグチー・イラン外相が、カヤ・カラスEU外務安全保障政策上級代表と会談し、スナップバック(核合意に定められた、対イラン制裁の再発動を可能にする仕組み)に関する諸問題について議論し、イランとして外交路線継続の姿勢を堅持していることに触れるとともに「我が国は真剣かつ揺るぎない立場をとっている」と強調しました。
(last modified 2025-09-09T10:34:44+00:00 )
9月 06, 2025 14:34 Asia/Tokyo
  • イランのアラーグチー外相(右)とカラスEU外務・安全保障上級代表(左)
    イランのアラーグチー外相(右)とカラスEU外務・安全保障上級代表(左)

アラーグチー・イラン外相が、カヤ・カラスEU外務安全保障政策上級代表と会談し、スナップバック(核合意に定められた、対イラン制裁の再発動を可能にする仕組み)に関する諸問題について議論し、イランとして外交路線継続の姿勢を堅持していることに触れるとともに「我が国は真剣かつ揺るぎない立場をとっている」と強調しました。

セイエド・アッバース・アラーグチー外相とカラス上級代表は今月4日夜、カタール首都ドーハで会談を行いました。

【ParsTodayイラン国際】両者はこの会談で、イラン核問題に関する最新動向、特に国連安保理決議の撤回という欧州3カ国(英国、フランス、ドイツ)の無責任かつ不当な行動、そしてイランとIAEA国際原子力機関との連携プロセスについて協議しています。

イラン外務省の声明によりますと、アラーグチー外相は、この件に関する欧州3カ国の行動が違法かつ不当性であることを強調するとともに、「JCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)」合同委員会の調整者としてのEU欧州連合外務・安全保障政策上級代表の重要な責務を想起し、「EUに対しては、JCPOAと安保理決議2231で与えられた責務に沿って、自らの責務履行及び、外交に反する動きの粉砕・けん制という役割を果たすことが期待されている」と語りました。アラーグチー外相はまた、イランがこれまで通り外交の道を順守していることを指摘し、同国のこうした立場が真剣かつ揺るぎないものであることを強調しています。

一方のカラス上級代表も「全ての関係者の懸念に対処する唯一の手段は外交と交渉である」との見解を示し、さらなる外交の機会を提供する必要性を強調しました。両者は今回の協議において、今後数日から数週間にわたり協議を継続することで合意しています。

 

 


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