イラン最高指導者の見解;「敵を信用してはならない」
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イラン・イスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師が、「敵を信用してはならない」と語りました。
(last modified 2025-09-13T10:39:57+00:00 )
9月 13, 2025 19:37 Asia/Tokyo
  • イラン最高指導者ハーメネイー師;「敵を信用してはならない」
    イラン最高指導者ハーメネイー師;「敵を信用してはならない」

イラン・イスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師が、「敵を信用してはならない」と語りました。

ハーメネイー師は、2020年に殉教したイラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の故ガーセム・ソレイマーニー元司令官の追悼式典関係者との会合で、「敵を信用してはならない。これが私の決定的なアドバイスである。トランプ現大統領が率いるアメリカとオバマ元大統領時代のアメリカがこちらに何をしてきたか、諸君もご覧のとおりである。もちろん、イラン国民に悪事を働いたのはトランプ氏だけではない。イギリス、フランス、ドイツという欧州主要3カ国も同様のことをした。これらの欧州3カ国はイラン国民に対して極めて悪質な行動に訴え、その汚らしさ、偽善、そして卑猥ぶりを露呈した」と強調しています。

JCPOA(対イラン核合意)の締約国は、各々の約束を履行せず

この点について、ハーメネイー師はイラン国民に向けた春の新年・ノウルーズの演説の1つにおいて、「我々はJCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)の課題に急いで行動した。性急になってはいけなかったのだ。彼らの仕事はすべて書類上のものであり、我々の仕事は現場だった。我々は急いで自らのやるべきことをやったが、彼らはやるべきことをせず、約束を履行しなかった。もちろん、これは非常に重要な問題だ。我々は十分な忍耐力を持っており、自らのやるべきことをこなしているに過ぎない。我々は彼らのやることを信頼しておらず、彼らの約束は我々にとって全く無価値だ」と述べています。

敵に屈服せず、敵を信頼しないこと

ハーメネイー師はまた、イスラム有数の祝祭の1つ・犠牲祭の際のテレビ演説でも「1979年イスラム革命が我々、そしてイラン国民の肩に委ねたこの重い信頼の重荷、そしてそれが彼らの前に切り開いた幸福への道において、我々には義務があることを認識する必要がある。その義務の中には、真実と忍耐への勧め、敵を認識し、敵に毅然と立ち向かうこと、そして敵に屈服せず、この裏切り者たる敵を信頼しないことが含まれる」と強調しています。

パレスチナ人の主な敵は米英及びシオニスト

この文脈において、ハーメネイー師はラマザーン・断食月最後の金曜日に当たる、パレスチナ人との連帯表明の日「世界ゴッツの日」に際し、テレビ演説で以下のように述べました;

「パレスチナ統一の敵はシオニスト政権イスラエル、アメリカ、そしてその他の政治勢力である。しかし、パレスチナ社会の団結が内側から崩れなければ、外敵は為す術もない。この団結の軸となるのは、神の道における内なる聖戦および、敵を信用しない事である。パレスチナ人の最大の敵、すなわちアメリカ、イギリス、そして邪悪なシオニストを、パレスチナ政策の拠り所としてはならない。ガザ、聖地ベイトルモガッダス・エルサレム、ヨルダン川西岸、1948年の占領地、そして難民キャンプであっても、パレスチナ人は皆、一つの統合体を形成し、結束戦略を踏襲する必要がある。それぞれの部門が他の部門を守り、敵に圧力をかける際には自らが保有する手段を駆使しなければならない」

 

 


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