イラン国連大使;「安保理の消極的な行動は、イラン核施設に対する米の攻撃の繰り返しを助長」
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イランのアミールサイード・イールヴァー二ー国連大使兼常駐代表
イールヴァーニー・イラン国連大使が書簡において国連の事務総長と安全保障理事会輪番議長に対し、イラン南西部フーゼスターン州ダールホヴェイン原子力発電所に対する米国の攻撃を、即刻かつ明確に非難するよう求めました。
【ParsTodayイラン】IRIB通信によりますと、イランのアミールサイード・イールヴァ―二ー国連大使兼常駐代表からアントニオ・グテーレス国連事務総長、並びに安保理議長宛ての送付された書簡の全文は以下の通りです:
「我が国の合法政府の指示に基づき、また、2026年7月16日および17日付の書簡を含め、米国がイラン・イスラム共和国に対し継続中の侵略行為に関するこれまでの書簡に引き続き、IAEA国際原子力機関の保障措置下にあるイランの平和的な核施設に対する米国の新たな攻撃について、閣下および安保理の各理事国に緊急の注意を喚起する次第である。
2026年7月19日日曜午前3時39分頃(現地時間)、米国はフーゼスターン州で建設中のカルーン(ダールホヴェイン)原子力発電所建設地に対し、複数のミサイルを発射した。同施設は平和利用を目的とした原子力施設であり、イランおよびIAEA国際原子力機関との間で締結された包括的保障措置協定に基づき、IAEAの保障措置が完全に適用されている。
この施設で行われる活動は、完全に平和的であるとともに、その透明性は完全に確保されており、NPT核兵器不拡散条約に基づくイランの権利と義務に完全に合致したものである。
軍事的正当性のない一連の米国のイラン民間インフラへの壊滅的な攻撃に続き、IAEA保障措置の下にある平和的な原子力施設を意図的に標的にすることは、国際法や国連憲章、並びに関連する安保理決議、IAEA規約、およびIAEA総会決議に対する明白な違反に他ならない。
しかし、アメリカ合衆国は2025年6月および、2026年2月から4月にかけての対イラン侵略戦争中に、シオニスト政権イスラエル政権と共謀して平和目的によるイランの核施設を違法に攻撃し、しかも安保理の不作為と二重基準を利用して、再びIAEA保障措置の下にある平和目的の核施設を意図的に狙い撃ちした。
このような攻撃は、2025年6月に始まった米・イスラエル共同攻撃以来、イランの平和的な核施設および保障措置下にある施設に対する18回目の攻撃であり、核の安全と保障を著しく危険にさらすとともに、世界の核不拡散体制の完全性、信頼性、および有効性を深刻に毀損すると考えられる。
イラン・イスラム共和国は、アメリカ合衆国によるこの無謀かつ無責任な攻撃を強く非難するとともに、この件に関してIAEAと継続的に連絡を取り合っている。
この点に関して、イラン副大統領兼原子力庁長官は2026年7月19日付でIAEA事務局長宛ての書簡において、世界の核不拡散規範の完全性と信頼性を脅かしかねない、こうした違反行為に対して効果的かつ適切な措置を講じるよう要求した。
イラン・イスラム共和国は、平和目的による核施設に対する武力攻撃、あるいはこれらの施設に対する攻撃をちらつかせた脅迫が、いかなる状況下でも容認できないことを国際社会が一貫して強調してきたことをここに想起する。
IAEA総会で採択された数々の決議においては、平和目的のみを目的とする核施設に対するいかなる武力攻撃、またはそれを示唆しての脅迫がいずれも国連憲章、国際法、およびIAEA規程の原則に違反することが再確認されている。
安保理もまた、核の安全とセキュリティの根本的な重要性、およびIAEA保障措置の下にある核施設の完全性とセキュリティを完全に尊重する必要性を繰り返し強調してきた。
したがって、イランは国連の事務総長および安保理に対し、国連憲章に基づく責任を遅滞、差別、二重基準なく履行し、安全対策が講じられているダールホヴェイン原子力発電所に対するアメリカの武力攻撃を明確に非難するよう求める。
イランはまた安保理に対し、平和目的の核施設に対する攻撃、またはそのような行為を示唆しての脅迫が国際法に反し、国連憲章の原則、関連する安保理決議、およびIAEA総会決議に違反するものであることを再度強調するよう求める。また、米国に対し、イランに対するあらゆる攻撃および攻撃の示唆(平和的な核施設に対する攻撃を含む)の即時停止を迫ると共に、国際法への違反行為およびそこから生じるすべての結果について、国際法に則って米国に完全に引責させるよう求める次第である」
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