イランが、機密文書の流出に関してIAEAに厳重注意
7月 31, 2016 16:33 Asia/Tokyo
イランが、IAEA国際原子力機関の関係者に対し、イランの機密文書の流出に関して厳重注意を行いました。
イラン原子力庁のキャマールヴァンディ報道官は30日土曜、イランのテレビ局の電話取材に対し、「イランは、機密文書が流出したことについて、IAEAの上層部に厳重な注意を与えた」と語っています。
また、「アメリカの選挙運動が行われる中で、IAEAの機密文書が流出したことは、同国政府に対する圧力である。その理由は、アメリカがイランの核活動の停止を主張しているからだ」と述べました。
さらに、「一部の者は、自らの政治的な利益やイランへの圧力行使を目的に、機密情報を悪用している」としています。
キャマールヴァンディ報道官はまた、「シオニスト政権イスラエルはIAEA理事国の抗議にもかかわらず、自らが保有する核爆弾の数を公表していない。このことは、IAEAが大国の影響を受け、政治的対応をとっていることを意味している」と語りました。
IAEAは29日金曜、声明を発表し、IAEAによる追加議定書の実施におけるイラン関連の初期情報の漏洩を否定しました。
最近、AP通信はある記事を発表しており、これにおいては、以前にはIAEAに提供されていたイランの核活動の拡大計画、ウラン濃縮の長期企画の一部が報道されています。
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