シャーデガーン国際湿原(動画・画像)
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シャーデガーン国際湿原は、イラン南西部・フーゼスターン州に位置しています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
8月 16, 2016 14:38 Asia/Tokyo

シャーデガーン国際湿原は、イラン南西部・フーゼスターン州に位置しています。

面積: 約40万ヘクタール

野生動物保護区: 32万7765ヘクタール

場所: イラン南西部のフーゼスターン平原南部、シャーデガーン、アバダーン、マーシャフルの各行政区にまたがる

アクセス: アフワーズーアバダーン高速道路

生息する動植物: 鳥類152種類、哺乳類40種類、中でも重要なのは、ハンドウイルカ(tursiops trunvatus)で、興味深い美しい動きをすることで知られています。ハンドウイルカは、ペルシャ湾の湾口で見られます。

シャーデガーン国際湿地で見られる代表的な哺乳類

1. イノシシ(学名:sus scrofa)

イノシシ

 

2. ジャングルキャット(学名:felis Chaus)

ジャングルキャット

 

3. ユーラシアカワウソ(学名:lutra lutra)

ユーラシアカワウソ

 

4. タイリクオオカミ(学名:canis lupus)

タイリクオオカミ

 

5. ハンドウイルカ(学名:‘tursiops truncatus)

ハンドウイルカ

 

この他、この湿地やその周辺地域では、ジャッカル、キツネ、ヤマアラシ、ウサギ、コガモ、シャコ、ミヤコドリ、モンペリエスネークなども見られます。

シャーデガーン湿地は、ウスユキガモ、ペリカン、ヒメヨシゴイ、カモ、ウミワシ、カタシロワシなど、脅威に晒された渡り鳥や留鳥にとって、適した環境となっています。世界に生息するウスユキガモのうちの30%から60%が、この湿地を生息地としています。

この地域の重要な植物には、ハマスゲ、セイヨウスイレン、カンスゲなどがあります。

ハマスゲは一年草で、湿った場所に発生しやすく、高さは70センチほどです。ハマスゲの茎の直径は4ミリメートルほどです。種は茶色で楕円形をしています。

ハマスゲ

 

ガマ

 

は、多年草の抽水植物です。通常、水深が80センチ以上になると育ちません。この植物は成長速度が速く、高さは3メートルにも及びます。この植物の葉は細長く、幅は2センチから4センチです。葉は根元から生えています。

この植物の花は、とげのあいだに稲穂のように生えています。黄色い花をつければオス、茶色い花はメスとなります。オスの花は、枯れて落ちた後、一本の細い軸だけが残りますが、メスの方は太くなり、果実を付けます。この植物の種は綿毛に覆われており、そのため、風によって簡単に運ばれていきます。

 

シャーデガーン湿原は、ブームーサー島とその周辺の島々の潮の満ち干が見られるペルシャ湾に加えて、塩水と淡水の湿地や湾などからなる広大なエコシステムとなっています。フーゼスターン州のシャーデガーン、アバダーン、マーシャフルの間のジャラーヒー川の下流に湿地があり、下流、もしくは河口に向かい、やがてペルシャ湾につながっています。シャーデガーン湿地は、国際的に知られる重要な湿地として、豊かな環境を有しています。

2002年には、この地域で110種類の植物が確認されました。この他、この湿地は、動物の多様性によって国際的に知られており、これまでにおよそ311種類の動物が確認されています。

シャーデガーン湿地の重要な特徴は、広大な敷地、自然、生息地の多様性、地元の住民の生活を支える役割などとなっています。

セイヨウスイレン

 

シャーデガーン、アバダーン、マーシャフルの3つの大きな都市が、この湿地の周辺にあり、その他にも幾つかの小さな村があります。また湿地の中にも2つの村があります。シャーデガーン市とその周辺の村の人々は、昔から、湿地に依存した生活を送ってきました。これらの地域の住民の多くはアラブ系で、農業や畜産業、特にナツメヤシの栽培によって生計を立てています。シャーデガーン湿地は、畜産業、漁業、狩猟などによって、この地域の人々に利益をもたらしています。

現在、この湿地を脅かしている要素には、排水の流入による水質汚染、気候の変化、長期間に渡る干ばつ、パイプラインからの石油漏れなどがあります。

 

動画

フーゼスターン州の自然の見所のひとつは、シャーデガーン湿地です。この湿地は、イラン南部フーゼスターン州の古い歴史を持つ町、シャーデガーンに位置しています。シャーデガーンは、40万ヘクタールを超える面積を有し、イラン最大の湿地で、様々な植物が生育しています。

シャーデガーン湿原は、ユネスコに登録されている17の国際湿原のひとつです。この湿地ではさらに、絶滅の危機に瀕したさまざまな種類の動植物が見られ、カモの生息地となっています。この湿地はさらに、「シャーデガーン野生動物国際保護区」とも呼ばれており、渡り鳥にとっても適した生息地となっています。