イランとイタリアが、4つの協力合意に調印
イランとイタリアが鉄道、製品販売後のアフターサービス、石油・天然ガス、見本市の開催に関する4つの協力合意に調印しました。
イルナー通信によりますと、これらの合意書は9日火曜、イランのアーホンディ道路都市開発大臣、ホッジャティ農業大臣、ザマーニーニヤー石油次官、そしてイタリアの農業大臣、運輸・インフラ大臣の出席により、テヘランで開催された両国の貿易関係者の会合の傍ら、両国の民間部門の活動家により調印されました。
この報告によりますと、これらの合意書のうちの1つは、イタリアからの鉄道関連の部品の輸入を含む、鉄道分野での協力拡大に関するものだったということです。
この合意書ではまた、部品の試験や、鉄道分野のイランの人材の教育が注目されています。
両国の活動家はまた、イランでの活動の拡大やアフターサービスの部門における戦略的な評価に関する合意書にも調印しました。
この分野では、技術移転の実施も予想されています。
イラン石油産業機材製造社協会と、イタリアの鉱産資源・石油・天然ガス協会の間で調印された他の合意書によりますと、イタリアの企業の協力による石油産業の戦略的な製品の製造工場の設置や技術移転が実施されるということです。
さらに、4つめの合意書は見本市の実施や、両国間の通商代表団および雇用主の相互派遣に関する民間部門の間で調印されました。
現在、197の企業からの310人で構成されるイタリアの代表団がテヘランを訪問しています。
今回の訪問は、イランのローハーニー大統領が率いる同国の代表団のイタリア訪問の2週間後に実施された形となっています。
8日月曜にも、ギリシャのチプラス首相が同国の政治・経済代表団を率いてイランを訪問し、協力拡大についてイランの政府高官と協議を行ったほか、二国間協力文書が調印されました。