イラン外相、アメリカ国務長官の発言に反論
(last modified Fri, 26 Aug 2016 07:54:02 GMT )
8月 26, 2016 16:54 Asia/Tokyo
  • イラン外相、アメリカ国務長官の発言に反論

イランのザリーフ外務大臣が、「アメリカ政府が、シリアとイラクでのこれまでの大きな過ちから学び、事実に目を向けるべき時がきた」と語りました。

ザリーフ外相は、イランが脅威だとするアメリカのケリー国務長官の発言を否定し、「アメリカ国務長官は、サウジアラビア政府が、この1年半の間、常にイエメンの停戦確立に向けたすべての努力を妨害してきたことを、誰よりもよく知っている」と語りました。

また、イランがイエメンに軍備を移送しているとするケリー長官の発言に対し、イランがイエメンに武器を移送しているとするアメリカの根拠のない主張を否定し、「アメリカ政府は、このような発言により、イエメンの罪のない虐げられた人々に対するサウジアラビア政府の人道に反した戦争犯罪に加担している。その責任を受け入れることにより、これらすべての人道に反する犯罪に回答すべきだ」と強調しました。

さらに、「これまで繰り返し表明されたように、イランの軍事力は他国を脅かすものではなく、防衛の側面のみを持つものだ」としました。

ザリーフ外相は、「今日、地域や世界を脅かしているものは、世界におけるタクフィール主義のテロリズムの政治的、財政的な源や思想的な基盤であり、アメリカ国務長官は、それについてよく知っているはずだ。明らかに、アメリカ政府は、その支持と事実を無視することによって、地域における自分たちの政治への信用をこれまで以上に失墜させるだろう」と述べました。