フランス国民議会議長、「イランとの自動車産業分野の協力は、双方が勝者となる合意」
9月 08, 2016 17:25 Asia/Tokyo
フランスのバルトローヌ国民議会議長が、イランとの自動車産業分野の協力は、双方が勝者となる合意だとしました。
イルナー通信によりますと、バルトローヌ議長は、7日水曜、テヘランで、イランの自動車メーカー・パールスホドローの生産ラインを視察し、「核合意により、イランは国際社会と緊密な協力を行うことができるようになった」と語りました。
パールスホドロー社のアーガーモハンマディ社長も、「パールスホドローは、数年前から、乗用車の生産において、フランスのルノーと非常に良好な協力を行ってきた」と語りました。
今回のバルトローヌ議長の視察に合わせ、パールスホドローの新車“サンダー・ステップウェイ”が披露され、その生産が開始されました。
バルトローヌ議長はまた、7日、イランのセイフ中央銀行総裁とテヘランで会談し、マネーロンダリングに関する金融活動作業部会が、最近、イランをブラックリストに加えたことに触れ、「フランス政府は、この決定に対してイランを支持する用意がある」と述べました。
また、フランスは、核合意の全ての内容の実施を強く決意していると強調し、「フランスは、イランとの金融・経済関係を拡大する用意があり、そのために時間を無駄にすべきではないと考えている」と語りました。
一方のセイフ総裁もこの会談で、金融活動作業部会のこの措置は、政治的なもので、正当化できないとし、「この組織のリストでは、イランの名が北朝鮮と共に掲載されている」と述べました。
バルトローヌ議長は、イランのラーリージャーニー国会議長の招待により、イランを訪問しています。