ブーシェフル原発、2施設の建設が開始
9月 10, 2016 19:33 Asia/Tokyo
イラン南部ブーシェフル原子力発電所で、新たに2つの施設の建設が始まりました。
ブーシェフル原発の第2、第3施設の建設は、10日土曜、イランのジャハーンギーリー第1副大統領、サーレヒー原子力庁長官、ロシアの国営原子力企業ロスアトムのキリエンコ社長の立会いのもと、開始されました。
この2つの施設の建設は、ブーシェフル原発の第1施設が全国の電力ネットワークに接続された5周年にあたり開始されました。
ジャハーンギーリー第1副大統領は、この式典で、「エネルギー確保はイラン経済の発展に必要なものだ」と述べました。
この2つの施設は、およそ100億ドルをかけて、10年をかけて建設されます。
この2つの施設が稼動すれば、2200万バレルの石油の節約になり、年間1400万トンの汚染物質を防止することができます。
サーレヒー長官によりますと、この施設の設備の少なくとも30%が国内で製造され、ロシアは可能な限りイラン企業の力を用いる用意がある、ということです。
10日、さらにブーシェフル原発の第1施設がイランに最終的に引き渡されます。
ブーシェフル原発の第1位施設は2011年9月、イラン全国の電力ネットワークに接続され、1年後にその能力は100%に達しました。
この原発は出力1000メガワットとなっています。
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