イラン外務省、ペルシャ湾岸協力会議の対イラン声明に反応
(last modified Tue, 20 Sep 2016 09:51:18 GMT )
9月 20, 2016 18:51 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のガーセミー報道官
    イラン外務省のガーセミー報道官

イラン外務省のガーセミー報道官が、イランに対するペルシャ湾協力会議の声明を、ワッハーブ派とテロの関係問題を他国の問題にすりかえるものだとしました。

イルナー通信によりますと、ガーセミー報道官は19日月曜、ペルシャ湾岸協力会議がアメリカ・ニューヨークで発表した、イランを非難する内容の声明を根拠のない繰り返しのものだとして、「この声明は、この20年間に発生した、ワッハーブ派やその支援者のテロとの関係の問題をはぐらかすために発表されたものだ」と語りました。

ガーセミー報道官はまた、ペルシャ湾岸協力会議の傲慢な一メンバーによる非公開の会議への利己主義的かつ一方的な見解の押し付けは、既に失敗した通用しない戦術だ」と述べました。

さらに、サウジアラビアはこうした動きによって、昨年同国のメナーの惨事で多数のメッカ巡礼者が死亡した事件に対する自らの責任を逃れることはできない」と強調しました。

ペルシャ湾岸協力会議は最近、国連のサウジアラビア代表部で行った会合で、ハッジ巡礼儀式を政治化しようとしているとしてイランを非難しました。