イラン石油相、「石油を政治利用すべきではない」
9月 28, 2016 18:18 Asia/Tokyo
イランのザンゲネ石油大臣が、「競争相手に損害をもたらしたり、政治的な目的を実現するための武器として石油を使用すべきではない」と述べました。
石油・エネルギー関連の情報を発信するシャナ通信によりますと、ザンゲネ大臣は27日火曜、アルジェリアの首都アルジェで開催された原油市場の現在の問題について話し合う国際エネルギーフォーラムの会議で、「遺憾なことに、一部の国が他の産油国の利益を損なうほど原油価格を下落させた」と語りました。
さらに、「原油価格の下落の継続は、市場が直面している最大の問題だ。低価格はマイナスの影響を及ぼしており、将来も同様の影響を及ぼすだろう」と述べました。
また、「投資や生産能力の拡大への中・長期的なマイナスの影響が明らかになり、産油国と消費国、双方の利益を損なうだろう」としました。
ザンゲネ大臣は、「原油市場のこの他の問題は差別的な政策や措置であり、これは石炭消費への補助金のために一部の消費国グループによってとられているものだ」としました。
さらに、「イランは常にOPEC石油輸出国機構による市場安定に向けた措置を支持している」とし、「イランは市場安定を目的としたOPECの努力に協力する非加盟国を歓迎する」としました。
国際エネルギーフォーラムの第15回会合はアルジェリアで開催されていました。
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