イランが国連事務総長の人権報告に反応
(last modified Thu, 06 Oct 2016 08:16:23 GMT )
10月 06, 2016 17:16 Asia/Tokyo
  • イランが国連事務総長の人権報告に反応

イラン外務省のガーセミー報道官が、イランの人権状況に関する国連事務総長の報告を信用のないものだとしました。

ガーセミー報道官は、5日水曜、イランの人権状況に関するパン事務総長の報告に対して、「このような報告は原則として、内容的に根本的な問題があり、これにより信用性に欠ける」としました。

さらに、「この報告の最大の問題は、圧制的で不公正、かつ完全に政治的で、特定の目的を伴っている決議に基づいて作成されていることだ」と語りました。

また、一部の国で行われている政治ゲームから離れ、イランの憲法、イスラムの進歩的な原則に基づく市民の権利向上に向けたイラン政府の決意を強調しました。

ガーセミー報道官は、「この報告は、イランの人権状況に関する不公正で一方的、かつ誤った判断を提示しており、事実に基づいた公平で中立的な分析に欠けている」としました。

また、「世界の多くの地域、特に中東が一部の国の圧制的な戦争から生じる人道悲劇に見舞われている中、各国の人権状況の検討におけるダブルスタンダードの使用や問題の政治化の継続、イエメンの罪のない女性や子供の殺害に目をつぶっていることは、国連に対する国際社会の信用を失わせるものだ」としました。

国連のパン事務総長は、国連総会に提示した最新の報告の中で、イランの人権状況に関して警告を発しました。