イラン外務省、「アメリカ高官の干渉的発言を重視しない」
10月 19, 2016 18:28 Asia/Tokyo
イラン外務省のガーセミー報道官が、アメリカ国務省の高官の干渉的な発言を否定し、「イランの政府と国民はアメリカの高官の干渉的な発言に重要性を見出さない」と述べました。
ガーセミー報道官はさらに、「イランが外国のスパイに独自の司法判決を出したという国内問題と、イランへの外国投資や国際取引の問題を結びつけることは、イランと世界の協力の流れに影響を及ぼそうとする意味のない不当な行為だ」としました。
また、アメリカの愚かな脅迫を、この国の政府の干渉的な性質の別の表れだとし、「明らかに、思慮に欠ける脅迫は、効果があるどころか、アメリカに対するイラン国民の不信感の壁をさらに高くするだけだ」としました。
さらに、「イランの政府と国民は、アメリカの高官の干渉的な発言と貪欲な政策を重視していない。アメリカ政府の妨害政策に対するイラン国民の団結に亀裂を生じさせようとする努力は実らなかったし、それは今後も同様だろう」と述べました。
テヘラン検察は18日火曜、アメリカ政府に情報を流していたスパイ容疑で、6人を10年の禁固刑に処しました。
この報道を受け、アメリカ国務省は声明の中で、アメリカ国籍を持つ2人に対する禁固刑の判決に懸念を表しました。
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